「お前は俺を舐めてるのか??」



 俺は亜希良を詰る。



 何か…こっちのペースが…マジで狂うほど…この怖ろしい天然ボケ…。



 「舐めたら汚いよ~」



 ぐはっ…俺は眩暈がしそうだ…。



 俺は額を押さえて俯く。



 「大丈夫?ヤッキー」



 「え…あ…」


 俺の顔を心配そうに覗く…亜希良。



 お前のせいだと言いたいが…俺は…亜希良の膝に転がった。



 「俺…ダメだ…少し寝かせろ」



 「よしよし……」



 まるで小さな子供をあやすかのように俺の頭を撫で回す。