ヤッキーとはバレてないから私はあえて否定しなかった。 「大変だね~。ヤンキーの彼氏とは…何?暴力とか振るわれるの?」 「え…あ…別に…」 槇村君は真剣に私の話に耳を傾けてくれた。 「おバカな女の子ってどう思う?」 「可愛いと思う…。計算高い…女の子は苦手…天然の方が断然…俺はいい!」 槇村君は急に右手をグーにして熱く返す。 「…彼氏とは早く別れた方がいい…」 「え、あ…」