「もう…秘密にしなくてもいい・・・」



「で、でも…!?」


「お前は俺の彼女だ…亜希良」




「「「本当なの!?ヤッキー!!?」」」



「ゴメン…俺は君たちを騙していた…」



俺は悲しげな声を響かせるファンたちに頭を下げた。



この世界は破滅に向かってるのに…ピエロのように振舞う偽善者な神でアイドルの俺を愛してくれた彼女たち。



そんな彼女たちに俺は深く詫びる。



「本当にすまない。俺にとって、亜希良は大切な人…。家族になる女だ。だから傷つけないで欲しい…」