ヤッキーは私に向かって怒ったけど。



彼自身も欲に溺れていた。



「そうだ・・・」
ヤッキーの腕枕の中で、やって欲しいコトを思い出した。



「漫画読んだけど…首筋に『獲物のかかし』付けて欲しいの…」



「それ…かかしじゃなくて、証だろ?キスマークじゃねぇ?」



「そうそう…証」


「俺が付けたなんて言うなよ…」



「うん」