アイドルのヤッキーは遠い存在なのに。



今は至近距離に居て、他の人には見せないあられもない姿を私に晒す。



私のベットの中で肌を絡ませる。



触れ合う部分が熱を孕ませて、更に熱を生む。



「辛いか?」


「ううん…」



神と女神だけど、私たちは欲望に身体を蝕まれていた。


動きが止まり…ヤッキーは上から私を艶めいた二つの瞳で見下ろす。


「愛してる…」


張り裂けんばかりの高鳴る鼓動。
荒々しい息づかい。



「・・・」


ヤッキーは私の顔に顔を近づける。



「もっと頂戴…」


「女神が欲に溺れるな…」