追い掛けて来る男たちを捲いて…海沿いの公園に逃げ込んだ。 「……怪我はないか?」 「…うん…」 お互いに全力疾走で逃げて来たから…息があがっていた。 「知らない変な男は無視しろと言ったはずだ!」 「困っている人を無視できない」 「道なんてお前…教えられるのか?一人ではウチにも帰れないクセして~」 ヤッキーの仰る通り…超方向音痴な私には無理な話。