ドラゴンは俺に背を向けて…ボイラー室を出て行った。 俺は壁に凭れかかり…全身から流れる鮮血を見つめる。 「!?」 エリスが管の間から…家族を連れて出て来た。 「…にゃ~」 エリスは俺の体に擦り寄って来た。 「来るな…血がつくぞ……」 俺に擦り寄るエリスの白い毛に俺の血が付着する。 死んでもおかしくないほど…夥しい血が体から流れ出す。