「蛸やイカと神木を掛け合わすなんて…神の冒涜もいいとこだ」 ナルは呆れ返った声で呟く。 「……」 得体の知れない物体となった神木を見ていると何だか…悲しく胸が痛む。 未来の私たちは人とともに…共存し…私たちは天の鉱物を人に恵み、ともに繁栄を願った。 その結果…人は私たちの天を支配すべく…歯向かい…世界は消滅した。 「!?」 吸精樹には目など存在しないが…私を見ているような感覚に襲われる。 サイラン?? そんな気がした。