「……」 しだいに操縦室に眩い光が差し込んでゆく。 「!!?」 シャトルは動きを止めた。 「…全部…機械だ…」 ナルは驚きの声を上げる。私も同じだった。 今見えている…光景がホンモノだとは信じられない。 銀色の壁が高く聳え、無機質な機械音を響かせていた。 私たちはシャトルの搭乗口へと急ぐ。 シャトルの搭乗口にマリアから渡された通路を歩いてゆく。 細く狭い通路を一人ずつ歩かなければ歩けない。おまけに通路の真下はかなり 深く…漆黒の闇に包まれていた。