「……ヤッキーを筆頭に築く世界にはキングさまは必要ないそうだ」 「…ナル…」 ナルの悲痛な表情。 側近であるナルに恭を殺せなんて耶麻斗さんは非情な人だ。 やはりロボットである耶麻斗さんには人のように感情で左右されることはないんだ。 ナルが私の前に跪く。 「ヴィーナスさま俺と一緒にマリアに来て下さい。あなたさまの身はこの俺が 全力を尽くして守護致します!!そしてあなたさまの浄化の力でキングさまを救 って下さい!!」