「しかし…こいつ…いきなり暴れないか?」 「私がキチンと修理しましたから大丈夫です」 ヨシは訝しげにアキラ君の全身を隈なく見つめる。 「……アキラ…お前…ちゃんと亜希良の身代りしろよ」 ヨシはアキラ君に顔を近づけて、威圧的に念を押した。 「わかっております…」 ヨシの態度に怯むことなく単調な声で返すアキラ君。 「……ロボットには…ホント…感情がねえな…ロボットはロボットだ」