女神としての記憶と力を手に入れたのはいいけど…恭は姿を消していた。 恭とメールのやり取りをしていた妹の亜希都。 亜希都は亜希世とともに…ヒロの邸宅で暫く世話になることになった。 「広いな~」 亜希都は無邪気にヒロの用意した広い部屋に大満足。 「……あの紅の月と…かんけーあるの?」 勘のいい亜希世は私に問いかける。 「別に…亜希世が心配することじゃない…私たちに任せてたら…大丈夫!!」 二人には余計な心配を掛けさせまいと私は久しぶりに頼りがいのある姉を演じる。