離れようとする私の体を強く抱き締めて…ヤッキーは私の唇を唇で塞ぐ。



 「……んんっ~」



 スイーツのように…甘い感覚が唇に伝わる。



 舌と舌を絡めて…なお…激しく…唇を交わす…。


 キスの後…いつもならキスの余韻に浸ることこだけど…。


 ヤッキーに聞きたいことが山ほどあったので口火を切った。



 「私の記憶がないのは…ヤッキーの側近、ペガサスが居たからだって…ナルが言っていた」



 「……聞いたのか…」



 「……うん…」



 「俺たちが惹かれあったのも…もしかしたら…ペガサスのせいかもしれない…」



 「えっ??」



 「神獣たちは神に忠実な…僕(しもべ)だから~惹かれ合う…。主が絶対…す
べてだから」


 「……」