「キングさま!!?」 「キング!!?」 私とナルの声は全くキングの耳に届いていない。 キングは私に獲物を見るかのような鋭い眼光を飛ばす。 「キング…!?」 ナルの全身から淡いブルーの光が溢れる。 「ドラゴンになることは…許さない!!!」 キングはナルの方に視線を移し…持っていた杖(ロッド)の先端から眩い白銀 の光を放ち、ナルの体を撥ね飛ばした。