私たちは図書館に向かった。 「……今日も来てないな~。キングさまは…」 「うん…まあ~」 ナルは大きな欠伸をした。 「……ヴィーナスさまは知っているの?キングさまのすべて」 「何も…知らない…」 自分のことすら分からないのに…まして他人のことまで…。 ヤッキーのことだってすべて知らなかった。 「ヴィーナスさまの16年間の記憶がないのは…俺たち同じ…神獣が守護神と して体の中に居たからだ」 「!!!?」