休み時間。 私はナルに職員室に呼び出された。 「……後藤先生から聞いたけど…1学期の古文のテスト…最悪だったらしいな~」 「それは!?」 「次の中間…赤点取ったら…危ないって~」 「え、あ…」 「点数稼ぎに…俺と書庫の掃除だ」 「えっ!?」 ナルは私の手を掴む。 「行くぞ」