「レーア…森の妖精ナルルは?」



 レーア、シン、透牙が大笑い!!!



 「そのさ~ぷっはは~森の妖精ナルル…ははっ…って何?」



 お腹を抱えてレーアは笑いながらに私に問いかける。



 「いや…最近…日曜日朝9時半から放送してる…アニメ…。ナルルはね~。ス
イーツダイスキな森の妖精なの…」



 「そんな可愛い森の妖精はウチには居ない…。黒い悪魔ならウチには居るけど」

 黒い悪魔?

 透牙が顔を伏せて寝ている銀髪の男性の背中を叩く。



 「……俺は妖精じゃあねぇ~。人間だ…」
ドスのきいた低い声。