「恥ずかしいなんてー



さ、
早く!


朝ご飯できてるから

下に来なね」




"ありがとう"



私は笑って答える。






必要なものを鞄につめて、

下に行くと



お父さんがもう
起きていた。



「羽菜、おはよう」






"おはよ、今日は早いんだね"





「母さん、なんて言ったんだ?」






「お父さん、朝早いんだね、


だって」








いすをひき、

お父さんの前に座る









「それは、ほら



羽菜の制服どんなんかなあって」







お母さんは羽菜に手話で


訳した。







"やめてよ"






私は呆れ顔で言った。