脱力くんの話によらず


そして、大学の最寄り駅に着き
道のりを二人で歩く。


……。

………。

……………。



「もうムリ~!!!!」

私はその場にしゃがみ込んだ。
死ぬ死ぬ死ぬ…。
緊張に涙がこぼれる。


「由香」


住田くんが私の手を
ぎゅっと握る。

彼の手はほのかに
温かい。


「こわいよ」


合否の掲示板を見るのが。