高校に入学して一週間後――… 新しく出来た友達の 叶子 と 恋バナをしてしまっていた… 「七海は 好きな人おらんの?? なんか おりそうやよね!!」 「おりそうってどこが?? おると言えばおるし――― おらんと言えばおらんかな!!」 あたしの頭にちらついたのは 他の誰でもなく 朱瀬 拓 の姿だった―――――… 新しい恋するって目標立てたのに やっぱり心のどこかで まだあいつを想っているあたしがいた