「せ、先輩?」
「お前なんかこっちから、お断りだっつうの…。糞、ふざけんな。やっぱ類は友を呼ぶんだな、馬鹿ばっかりだな」
ムカつくのを通り越して、呆れてきた。
溜め息を付くと傍から悲惨な声。
「い、いて、いて、いて!」
柚の方を見ると、眉を寄せ必死に奴へ落ちている小石を投げまくっていた。
「春となっちゃんの事、悪く言わないで!」
ゆっくりと近付き、柚の腕を取った。
半べその柚の瞳が向けられる。
「何してるんだ、君達!」
二人の警備員らしき人物が駆け寄って来るのが、視界に入る。
沢山の人々の注目を浴びていた。
「後は、任せて。行って!」
