室内へ響くのは、繰り返される寝息。 聞いてくれるんじゃなかったのかよ、まあ…良いか。 今思えば、鼓動を高ぶらせながら、とんでもない事を。 早く良くなって、笑ってくれよ。 「……バカ柚。」 そう呟いて、布団を掛け直した。