柚の家へ辿り着いた。 まあ、隣は俺ん家だけど… 柚を背負ったまま、インターホンを押す。 「はい」 何食わぬ顔でおばさんが姿を現した。 俺達の状況を見て、おばさんの表情が驚きへと変化していく。 「ど、どうしたの?」 「熱があるみたいです」 「え?!あらー…本当。」 確認する様に柚の額へ手を当てて、困惑している。 「春くん、悪いけど…部屋まで連れていって貰える?」 「ハイ」 おばさんはバタバタと台所へと消えていった。 階段を上がり、柚の部屋。 そういや、柚の部屋…久々だ。