「はよ!仲良し三人組!」




俺に引っ付く声の主は、


勿論聖で。



「…いきなり引っ付くな」


「相変わらずなんだから、春はー」


「おはよ、聖」


「てか仲良し三人組って、何一人だけ抜けようとしてんのよ!あんたも入れて四人組でしょ?ヘタレが」


「酷い!夏子」




ふざけた笑みを浮かべるその裏には優しさがあった。


俺達を楽しませてくれて、


いつだって俺達の幸せを考えてくれてるんだよな、聖。