日は流れ、一ヶ月後。




「おっはよ!」



元気な声の先を振り向くと佐倉が居た。


いつもの元気な姿がそこにあって、


朝からテンション高いな…



「おはよう、なっちゃん!」


「……はよ」


「朝からテンション低過ぎ」


「お前は朝から元気だな」


「ま、春は春だしね」


「私は元気ななっちゃん大好きだよ」


「もーあたしも柚が大好きだよ!」



無邪気にはしゃぎながら抱き合う二人。



つか、此処正門前だっての。



まあ、それが心地良いのは確かだけど。