君の光を想う




「その代わり、柚ちゃんの前にもう二度と現れないでくれ。良い条件だろ…自由を与える代わりだ。息子には君がもう柚ちゃんの前から消えると、そこは説得してみよう」



安堵をした束の間。


残酷な仕打ちが胸に刺さった。


何も、言葉が出ない。




「君が、身を引けば…自由と森川君と森川君の会社仲間に今まで以上の待遇を与える。悪い条件じゃない」








周りの音が無になっていく。



それでも、今目の前に居る人の声だけは重く苦しく掛かる。



俺が身を引けば、全てが上手くいく。



その想いが段々と高まって、



そうすれば、俺が引けば…柚もおじさんも…。



『お前を手放さない』



なんて誓っておいて、


この想いも崩れていく。




約束破ってごめん、柚。