君の光を想う






髪に絡まる指先が外れたと共に肩越しから上体を起こす。





目の前には表情は無くまだ瞳から光るモノが幾度も伝っている。






「全部終わらせる」






次々と落ちる粒を指で拾い拭う。





「全部取り戻すって約束する」





お前の笑顔も皆の笑顔も永遠を取り戻すから。





だから、どうか。





「俺を、信じて」






今度は俺が光になってお前を守りたいから。