「ずるいよ…」 次第に肩が小刻みに震え出す。 肩を擦りながらゆっくり体を剥がす。 映ったのは歪んだ表情。 「ずっと応えて欲しかった、その言葉を今更…そんなに沢山。ずるい、ずるいよ!」 「お前だって泣くなんて、反則」 瞳からは何粒もの雫が止まる事なく落ちてきている。