今までにない深刻な表情。 弾ける様に胸が鳴った。 「春樹には言わないでって、言われたんだけど」 「……」 「春樹が風邪引いた日、柚ちゃん来てくれたの」 あの日風邪を引いた日。 柚が、来てた? 「学校に来ないから心配になって来てくれたみたい。少しだけ春樹に付いててくれた」 ……嘘だろ。 アレは夢でも幻でもなくて。 本当に柚の温もりだった。 やっぱり間違える筈はないんだ。