話がある。 そう告げられてリビングでやってきた。 ソファーにはおじさんの姿。 いつもの光景。 ただ違うのは、いつもより早い帰宅のおじさん。 額に手を当てて漂よらぬ雰囲気。 激しくなる鼓動。 胸が騒いで仕方ない。 誰でも良い、どうか… この嫌な予感は違うと応えて欲しい。 「柚と別れて欲しい」 願いは直ぐに裏切られてしまった。 目の前が真っ暗になった。 『お前達はもうお終いなんだよ』 アイツの声が駆け抜けた。