いつもの家路、二人で通る。 風が酷く寒い所為か柚の手の温もりが心地良い。 さっきの事なんてなかったかの様に他愛もない会話をする。 このまま二人だけで居たい。 なんて思ったのは俺だけじゃないと良い。 家の前へ進んでいくと、柚の家の玄関前に人影。 その人影はおばさんで。 何処か哀しげな表情で繋いでいた手を強く握り締めた。