君の光を想う









人影もない中庭。


人目に付かない隅の木の影へ来たと同時に腕を離した。




瞳が合った瞬間、俺は鋭く眉間に皺を寄せた。






「…何やってんだよ」



「あの人…お化け屋敷、一人じゃ心細い、からって。どうしても入りたいって、言うから…」






いままでにない強張る俺の表情を見た柚が途切れ途切れに理由を述べる。







「だからって、誰にでも付いて行くのかよ」




「……だって」