どうしても引き下がらない気だな…。 こっちにも手はある。 最終手段。 思わず握る手に力が入る。 「じゃあ…出ない」 「ちょっとー!」 小さく声を発した瞬間、佐倉が反論するかの様に声を張り上げる。 佐倉を見ると眉を寄せている。 「これもクラスの為!」 「何でだよ…」 「一番ポイントが高かったクラスには貰えるモノがあるの!」 「……何を」 「クラス全員!焼肉食べ放題券!」 焼肉食べ放題… こんな事してまでいらねーよ。