四人でのんびりと寛いでいると柚が何かを指を差した。 「オルゴール…?」 指の先には確かにオルゴールがある。 佐倉もそこへ視線を向けた。 「あーあたしも気になってた、あのオルゴール…」 「気になるか?」 「うん、どんな音がするのか」 少し間を開けてから聖が立ち上がり、オルゴールを手にする。 いつもの笑みは消えていて、胸騒ぎが止まない。 「ま、皆気になるだろーし」