「また祝杯かー?」


「そうだな!祝いだ」


「あ、結婚式に着る服あったっけ」


「思い切って新調しない?」







まだ酔ってんのか…

必ず結婚式に結び付くんだな。

でも、間違ってはないけど。




正座を崩して、隣へいる柚を見た。


目が合うとクスクスと笑い出した。






「堅かったね、春」


「そりゃあ、な…」





もうプロポーズみたいなモンだし。




「でも、格好良かった」





目先にははにかむ様な笑顔。





「ありがとう」






いつまでも、

これから先、

ずっと柚だけって誓うから。




だからお前もずっと……