重苦しい空間と長く感じてしまう間。
「じゃ、合格!」
「は……」
間抜けな声が漏れてしまった。
ソファーに座っていたおじさんが俺に近付いてくる。
軽く何度か肩を叩かれた。
「そんな顔すんなよー春。お前らの真剣な想いは伝わった!春と柚がそれで良いならそれで良いよ」
「……」
「だけど大事な娘だ。大切に守ってやってくれよな?」
「はい…─!」
おじさんが離れていく。
体の力が抜けるのが分かる。
長い溜め息を吐き捨てた。
許して、貰えた…──。
まだ信じられない事実。
おばさんの方へ視線向けると俺に笑みを向けてくれている。
ありがとう、おじさん、おばさん。
