君の光を想う




何も声にせず、促す様に俺の足の間を指で叩いた。


その合図に促されるままに嬉しそうにアルバムを持って近寄って来る。


俺にもたれ掛かる様に背を向けて足の間に座る柚。






再度開かれるアルバム。

良く見える様にと俺に体重を掛け寄って来る仕草が愛し過ぎる。





「可愛い…」





思わず出てしまった心の声。





「え?あ、江梨ちゃん?可愛くて一番人気だったもんね」





アルバムの写真を指差すながら一人で納得している。

鈍感…ずっとお前を思ってきたって言ってるだろうよ。






「違うから…」


「え、誰?」






鈍感にも程がある。