そして夏休みは一週間を過ぎ、聖も完治。





いつもの四人で完治祝いをやった。


完治祝いっつうか、聖のたっての希望で外で色んな店をブラブラ。


やっぱり傷痕は多少残るらしいけど、当の本人は「傷痕、格好良いだろ」なんて笑っていた。


聖なりの優しさ。




佐倉も変わらずいつものテンションで、四人で変わらず楽しんだ。








夏休み、八月に入る頃。





──…事件は起きた。