夢を見た。

不安で押し潰されそうで、暖かい夢。





「…最悪」





何が光と闇だよ。

昨日の所為で若干瞼が腫れてる気がするし。



──柚の野郎。



思い出した。

昨日柚をおばさんに送り届けて、礼を言われた次に言われたんだっけ…



『少しの間、登下校一緒にして欲しい』




柚への罰、当分学校以外の外出禁止。




つーか俺も外出禁止?
少しの間っていつまでだよ。




おばさんは柚みたいに暖かい人で断る事は出来なかった。




まー危なっかしいアイツを守れるなら…




眼鏡を掛けて、階段を降りた。