君の光を想う




柚から始まった。





うん…ごめんな。

何となく、予想は付いてた。





一回に三発打てる、全ての弾は擦りもせずに下へと落下した。

逆に落下させる事も難しいと思う。





次は佐倉。

佐倉は手先が器用な所為か惜しい所までいったが、商品ゲットならず。









残念がる二人の横を通り過ぎ、店の人へ一回分の金を払った。

視界へ柚の表情が明るくなったのが入る。





「え、え?大丈夫なの?」






と心配がる佐倉の声が聞こえたが、振り向かずに銃を構える。


その瞬間、昔の記憶が蘇る。






小さい頃から柚と縁日に来るごとに柚が欲しがる物をどうしても与えてやりたくて、
毎年の様に射的に挑戦した。

溜めていた小遣いすらもはたいて…。




やっと獲得した商品を柚へ渡すと決まって申し訳なさそうな表情をするけど、

最後には嬉しいと笑顔を見せてくれた。





それが、見たくて──






その所為か、かなり上達してしまった。