『人間、光と闇に当てはまるとしたら』


『光と光は惹かれる物をお互いが持って上手く結び付く』


『闇は光から沢山与えて貰えるばっかりで』


『闇には光が必要』


『光に闇は必要なのか』



俺は誰かに伝えたくて、
強く問い掛ける。



情けない俺は切ない顔で。

結果はどうであれ誰かに応えて欲しかった。



それの想いに応える様に目先が光に照らされた。




──…──…!







遮るように大きく鳴り続ける機械音。

携帯のアラーム音に我に返った。




いつもの見慣れた天井。