今日は部活希望を取る日。
「香恋~今日、部活希望あるね~!香恋、何部にするの?」
『あたしはねぇ~まだ予定はないけど体操部にしよっかなぁ?って思ってる』
「え?!マヂ!優も~じゃあ、体操部にしようよ?!」
『いいよ!じゃあ頑張ろう!』
私は年長から小3まで、バレェやってたから体は柔らかい。
だから体操大会はマット(床)で選手にえらばれてた。
香恋はスポーツも万能で、鉄棒や跳び箱は大人並み。

_キーンコーンカーンコーン_
担任の 大崎 美咲(通称35歳?)が入ってきた。
『起立っ!礼!』
『じゃあ今から部活希望の紙を配るので、3年間きちんと続けれるような部活を書いて下さい。』
私は少し離れている香恋と、顔を見合わせてニコッと笑った。

『じゃあ集めます。』
_キーンコーンカーンコーン_

「香恋、ちゃんと体・操・部って書いた?」
『もちろんっ!!早く部活始まってほしいなぁ~』
「だねぇ~~!!」


この時、体操部なんて書かなければ・・・
あなたを傷つけずに、すんだかもしれないのに・・・