超イケメン☆ホストクラブ【番外編】

「理沙の口に生クリームが付いてたから…」

なんでもないことのように言う天馬に、

「あ…ああ、そうなんだ…」

と、必死で落ち着きを取り戻そうとする。

そこへ、

「理沙の唇って、誘ってるよね…」

と、思わぬ言葉を言われ、落ち着くつもりが再びあわてふためいた。

そんな私を見て、天馬が「ふふっ…」と笑う。

「ねぇ、理沙…キス、してもいい?」

「キ、キス?!」

今やすっかり天馬の雰囲気に飲まれている私は、年下の少年の前で弱腰になっていた。

「ね、いいよね…?」

薄紅く色づいた唇が近づいてくる。

「ダ…ダメって! なんで、キスなんか…! だって、私からは、誘ってなんかいないし…だから……」

「黙って……理沙」

しゃべる口をふさぐように、キスをされた。