視線をずらすと、見覚えのある名前。 プレートに書かれた字。 「銘?? どうした?? ヤクサコウ?? 知り合い??」 「……人違いだよ。きっと」 「…。銘…病室入ってみたら??」 何かに、ヒビが入る音がした。 …私の、心?