「暑い…」 「分かってること、言んじゃねぇよ…。余計暑ぃだろ…」 「だってぇ~…」 アイスを食べながら、公園の日陰に座っている、日曜日の午後。 図書館は生憎の休み。 『close』 図書館に着いたとき、ちいさく看板が提げてあった。 呆然としていると、よく知る声が聞こえた。