vivid 君ヲ求メタ





授業も終わり、図書館へ向かう。

そして、いつも通り彼は居る。


「図書館に通う女子高生…意外だな」


夜草さんは、微笑んで近くの席に腰掛けた。

…モデルみたい…。

と、私は思う。


黒のシャツに、ジーパン。長い手足。

切れ目の瞳…。


…駄目だ。高校の男子とは、訳が違う。