図書館を出て、あの道を歩いた。 「今年の夏は暑いですね」 「そぅだな」 他愛もない話。 「私、凄く久しぶりなんです。誰かとこぅやって歩くの」 「楽しそうだな」 「へへ…♪」 夏の下旬。日も長く、もぅ6時なのにそんな気がしない。 「あっ、あの花ですね!」