顔を上げるといつもと違う雰囲気の顔。 目が離せない…。 少し子供っぽさが残る輪郭に夕日が影をつくる。 長い睫毛がまばたきを手伝う。 「…なに?」 優しい声で答えた。 「…健斗くん…」 鼓動がどんどん速く速くなる。 いつか健斗くんは他の誰かを好きになって…