「…顔見たい…」 …ヤダ。 今健斗くんと目合ったら変になりそう…。 「…静」 …名前を呼ばれただけで… 君の声を聞いただけで… こんなに鼓動が速くなる。 健斗くんの手が私の長い髪に触れる。 ダメだ…。 ドキドキする。 こんなに…なんで? 「け、けん…」