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…裕斗が好きって知ったとき…


どんなに辛かったか、わからない。



「健斗聞いてる?」

「え?」



「…やっぱり」と裕斗が笑った。


「母さんが風呂どっちか入れってさ。」

「…あぁ。…先入れば」


…そうだ。


帰ってきたんだ…。